ラーメンが好きだ

ラーメンが大好きだ。

こんな風に特に主張せずとも、そんな人はたくさんいると思う。確かに珍しくもなんともない。友人に「毎日3食がラーメンでも構わない」という男がいる。「三度の飯よりラーメンが好き」というか、「三度の飯がラーメン」。店員割引で食える、というだけの理由で、某有名ラーメン店でアルバイトをしているほどだ。

それほどではないにせよ、僕も相当のラーメン好きだ。

この春に京都に越してきたのだが、特に僕の暮らしている界隈というのは、近年ラーメン激戦区として有名になっているらしい。なるほど、暮らしてみてよくわかる。たとえば夜中の12時に突如ラーメンが食いたくなったとして(あるある)、自転車を軽くこいで行ける範囲にそれなりのラーメン店が5軒以上は軽くあるのだ。

ラーメン好きとしては嬉しい限りだが、しかし恐ろしい。なにせ下宿の学生の身分、そうそうメシにお金をかけられないのだ。相場から言っても、ラーメン一杯で600円は軽い。少なくとも僕の定めている2食分の予算を使ってしまうことになる。

それに加えて、男一人だとどうしても食生活が乱れがちで、しかも僕は酒好きでもあるのだ。もともと全然太らない「ヤセの大食い」体質だったのだが、最近心なしかヤバくなってきたような気がする。生活必需品以外はなかなか買わないから、無くても特に困らない体重計というものが家に無いのも問題である。現に先日実家に帰ったら、母親に「あんた太った?」とスルドク指摘された*1

前置きはいい。ともかく、そんなことには留意しつつ、それでもラーメン屋を巡るのだ。ちゃんと「基本的には土・日・祝日しかラーメン屋に行かない」という決まりも作ったのだ。行動範囲に「行ったことが無いラーメン屋がある」ということ自体が気に食わないのだ。

2ヶ月かけてそこそこの数のラーメン屋を回った。ラーメンをきっかけに、街に馴染むことができ始めているような気がする。美味いラーメンを食べて満足した後に、会計を済ませ、「ごちそうさん」と言って店を出るとき、気難しそうな店主のオッサンが「おおきに」と笑顔を見せてくれたりするたびに、また少しこの街が好きになるのだ。


今日は本分たる勉強をちょっと頑張ったし、自炊をサボってもいいだろう。そういえば昼飯を食べるのも忘れていたし、さあ、晩飯はラーメンを食べに行こう。*2

*1:と言っても、170台後半で60キロ台ですよ。デブ呼ばわりは無いだろうっての

*2:今日は平日だ? 昨日・一昨日の土日は食べてないからいいのだ。そうなのだ